今季ラストルッキング…かも?
9が10日、今季ラスト採集になるかもしれないとのことで、どこに行くのがいいかとM,Hと相談し、日帰りで行けるアカアシポイントに行くことにした。とはいっても我々の実家から往復300キロはかかるのだが(笑)
M,Hは中学時代からの汚友達である。今もブリードルームを共同管理したり遠征についてきてくれる。
いつも入る山ではアカアシはほとんどとれない。自分の一番好きなクワガタであるし、今期のラストを飾るにはこの上ないプチ遠征だと思った。
ワイワイしながら現地に到着。
標高が高いため、少し秋の訪れが早いのだろう。ススキがいい感じにたなびいている。
ポイントに到着してすぐに、Mがアケビを発見。
躊躇なく3人とも食べる。熟した柿のような甘味でおいしい。
ルッキングを開始する。
柳の枝先を見て回るが、だいたい10分もすると首が痛くなり。ビニールシートを落下予測地点に敷いてキックに代わるのがいつもの流れである。
落下するともちろん見失ってしまう個体も多くいるが、勝手にリリースされて乱獲防止やしええやん!ってことにして自分たちを納得させている(笑)
この日も例にもれず開始すぐにキックに変更。
良型がコンスタントに採れる。
採集地の風景。風も涼しく気持ちがいいが、遠くでまだミンミンゼミが鳴いている。
3か所のポイントを見回り、そこそこの数を確認できた。
途中、こんなものが落ちていた。
立派な鹿の頭蓋骨
よく素手でいけるな…Mよ
蛇もいた。これも躊躇せず素手で行く
ワイルドすぎる三人でした
この日最大はこの個体。
このポイントは行けばほぼ50アップが採れるので結構お気に入りポイント。
しっかりと結果を出すことができ、満足のいく結果となった。
あと一回くらいルッキングいけたらいいけど厳しいかな…
本日の結果
アカアシ♂×47 ♀×12
ノコギリ♂6
アカアシ5ペア、ノコギリ1♂持ち帰り
沖縄本島遠征③
※今回の沖縄遠征における採集はすべて国立公園外で行っております。
南西諸島には国立公園に指定されている地区や採集禁止種が沢山います。
採集に行かれる方は以下のHPを参考にしてください。
沖縄の自然公園 目次/沖縄県 (pref.okinawa.jp) 沖縄県のHPより
三日目。朝、宿の近くの川べりを何となく散歩してみる。
汽水域のため満潮時には海の魚が入ってくるし、トビハゼや何かわからないが汽水フグも確認できた。
地元の方がエビがいつから捕まえてみろというので網を持って突入。
小さいエビかと思っていたらブラックタイガーだった。
どうやら養殖場から逃げ出したものらしい。
数匹捕まえて朝ごはんのおかずにした。
うまい。昨日からエビばっかり食べている。
その後、昼間に一度とラップを確認しに行く。
きれいな景色
ヒラタのメスが2匹確認できた(写真撮るの忘れた)
夜になり、とりあえずまた宿の周りを散策してみる。
エビをとった川
満潮時で入り江のようになっていた。地元の方いわく、サメも侵入してくるのだとか。
画質が悪くてよく見えないが、クロホシマンジュウダイが確認できた。成魚は初めて見たのでうれしかった。
そしていよいよ最後のトラップ確認へ。
ちびヒラタはリリースしつつ、トラップを回収していく。
途中、友人がハブを目撃して猛ダッシュで逃げてきた。自分は目撃できなかったので残念…(笑)
最後に樹上の高いところに設置したトラップを見ていく。
コメツキやガに紛れて赤く光るシルエットが!!!!!
慎重にネットインし、確認してみる。
そこには三日目にしてようやく出会えたオキナワノコギリのオスがついていた。
さらに、同じトラップにコクワのメス、ノコギリのメスが2匹ついていた。
感無量である。
宿に帰り記念撮影。
正直、オスは厳しいと思っていたので本当にうれしかった。
小さいがれっきとした自己採集オキナワノコギリである。
最終日の成果
ありがとう沖縄本島。目的の三種類をコンプリート出来た。コクワのオスは取れなかったがブリードできるからまあよし。
次の日の朝、飛行機に乗り本土へ帰還する。
いつか必ず行く、それまで採集禁止にならないでくれと願い、気が付いたら関空についていた。
家に帰り改めてオキナワノコギリを観察してみる。
正直、数千円払えば手に入る虫といわれると否定はできないのだが、原生林の中で自分で採集した個体はやはり愛着も沸くしお金では買えない何かを得たような気がするのである。だからクワガタ採集はやめられないし、他の採集者さんたちもこの気持ちに共感してくれる人がいると思う。
しっかりブリードして大切に飼育したい。
遠征結果
オキナワヒラタ ♂×13 ♀×8
オキナワノコギリ ♂×1 ♀×4
オキナワコクワ ♀×2
オキナワコカブト 性別不明×4
ヒラタ4ペア、ノコギリ、コクワは全て持ち帰り。
反省
良かった点は目標としていた種類を採集できたことだと思う。ケガもなく安全に帰還できたのは良かった。
改善点としてはトラップの発酵具合が甘く、ノコギリやコクワが最終日にしか集まらなかった。あらかじめ自宅でそこそこ発酵させてから発送するのが良いと思う。
学生生活最後(になると思われる)の離島遠征、本当に楽しかった!
卒論やらないと…
沖縄本島遠征 完
沖縄本島遠征②
※今回の沖縄遠征における採集はすべて国立公園外で行っております。
南西諸島には国立公園に指定されている地区や採集禁止種が沢山います。
採集に行かれる方は以下のHPを参考にしてください。
沖縄の自然公園 目次/沖縄県 (pref.okinawa.jp) 沖縄県のHPより
二日目。初日の興奮と疲れもあり、昼まで寝た後にトラップを何となく見に行く。
裏側にヒラタのオスがついていた。
昨日のよりでかい。
特に追加もなく、宿に帰り日が落ちるのを待つ。
トラップに数匹のヒラタを確認した後、昨日コクワを確認した自販機へ。
赤いメスがいる。
やった。オキナワノコギリのメスだ。
台風が近くにあり、爆風の中よく飛んできてくれた。
近くにメスの死骸をさらに確認し、Mが標本用に持ち帰る。
帰りに道路を歩いていたヒラタのメスを追加。
宿に帰還する途中、小川があり何となくのぞいてみると野生化したグッピーやティラピアに紛れ、異様に存在感のあるエビが。
手長エビだった。
運良く網を持っていたので捕獲を試みる。
4匹だけ捕獲に成功。うまそうなので明日の朝食にしようと思い、持ち帰る。
宿に帰り、順調すぎる採集結果に寿司で乾杯した。
2日目結果
オキナワヒラタ ♂×2 ♀×2
オキナワノコギリ ♀×1
手長エビ×4
沖縄本島遠征①
学生生活最後の夏休みということもあり、離島三昧の今日この頃。
8月21~24日に、沖縄本島に行ってきました。
同行者は中学からの同級生。ここではMとしておく。今回はいつも一緒の輝は一人で伊平屋島に行ってしまった。ちなみに私とM、輝は中学の同級生である。
狙いはオキナワヒラタ、オキナワノコギリ、オキナワコクワの三種。コクワは北部の森にしかいないとのことなので三種とも北部で狙うことにする。
出発前から大雨が続き、行けるか心配だったが無事離陸。
きたねえ大阪湾とはおさらば
上空は晴れている(当たり前)
レンタカーを借り、那覇から北部へ移動途中のこと、助手席のMも自分も無言である表札を撮影していた。
何歳になってもアホである。
そんなこんなで宿に到着し、先に送っていたバナナを持ち、いよいよ仕掛けに行く。しかし、バナナを漬け込んだ焼酎が輸送途中に漏れてしまい、発行具合が甘かった。
仕方ないので黒く発行したバナナのみ初日は仕掛けることにする。
コクワの産地でよくみるところ
林道沿いの木の根元と5メートルくらいの枝先に数個を仕掛け、とりあえず夜まで待機。
バルコニーがあっていい感じの宿だった。
そして夜。期待と不安に胸を膨らませ、まっくらな林道へ。
トラップを仕掛けた木の上の方を何となく照らすとちいさなヒラタのオスが。
とりあえず沖縄初クワガタなのでキープ。トラップの裏にも♂1♀1がついていた。
樹上のトラップには何も来ていなかった。
その後、山頂付近に自販機があるのを見つけ、何となく車を降りてみると
ヒラタをさらに確認。
そして、遠くにもう一つ自販機があるのを発見し、Mが見てくると言い出したので自分は車で待機。
数分後、手に何か抱えて戻ってきた。
M「小さいヒラタのメスおったわ~」
やけに華奢なメスだった。ヒラタか?これ
いや、違う。オキナワコクワだった。まさか初日にとれるなんて思いもしなかった。
興奮しすぎて写真撮るの忘れた(笑)
まさか初日でヒラタペアとコクワをとれるなんて…
宿に帰還し、撮影
小さいが沖縄の初日は上々の滑り出し!
初日結果
オキナワヒラタ ♂×3 ♀×1
オキナワコクワ ♀×1
オキナワコカブト 雌雄不明×1
五島列島福江島旅行 昆虫採集四日目
最終日
仕掛けたトラップの回収のため、早朝に見回りに行く。
トラップの中までいろんな昆虫が潜り込んでいる。
小さめのゴトウヒラタを確認。
他にもぽつぽつとラップについている。
全てのトラップを回収し、場所を教えてくださった畑のご主人にお礼を言い、ポイントを後にする。
帰り道に鬼岳が見える。この山は福江島のシンボルで、福江市街からならほぼどこからでも見える。
火山らしい。(多分活動してないけど)
この景色とも本日でお別れだ。
宿もチェックアウトし、飛行機へ
帰りももちろんプロペラ機
窓から見た福江島
ありがとう、福江島
大小さまざまな島が見えたが、どこが何の島かわからない。
すぐに福岡空港に到着し、無事帰宅することができた。
最終日結果
ゴトウヒラタ♂×2♀×1
ノコギリ ♂×7♀×4
コクワガタ♂×8♀×3
カブトムシ♂×3♀×3
ゴトウヒラタペアのみ持ち帰り。
~今回の振り返り~
良かった点としては目的としていた種類を採集できたことが一番だと思う。旅行兼採集という、家族同伴の遠征だったため時間や行ける場所に限りがあった中でのこの結果は素直にうれしい。
また、地元の方とうまくコミュニケーションをとれたことで採集がスムーズに行えたのも良かった。ケガや熱中症に悩まされることもなかった。
反省点としてはトラップを用意していなかったことが挙げられる。南西諸島とも本土とも異なる気候、生態系の島でどのように採集するかを明白にできていなかった。
即席で何とかなったからよかったものの、材料が手に入らない場合もあるので次回以降は準備を怠らないようにしたい。
また、今回はストッキングではなく三角コーナーネットをトラップに使ったが、昆虫に穴をあけられやすいため、中身が落下して効果を発揮できていないものがいくつかあった。しかし中にもぐりこんだ昆虫はどこかに移動せず、基本的にトラップに滞在する可能性が高いと思われるので日中の採集が容易になったのも事実。
ストッキングと三角コーナーネット、両方を使っての作成が良いと考える。
(本音を言うとコンビニで女性用ストッキング買うのが恥ずかしかっただけなんだけどね)
何はともあれ、楽しく安全に採集ができ、また結果も伴ったので良い旅行になりました。何回も見回りについてきてくれた父、祖父に感謝したい。
ゴトウヒラタのブリード頑張ります
次回は沖縄本島かな~
五島列島福江島旅行 昆虫採集三日目
三日目。
とりあえず早朝にトップと樹液ポイントを見回る。
本日も安定している。
これまであまりとれなかったゴトウヒラタのメスを2匹追加。
カブトやノコギリはいっぱいいる。
トラップも中まで潜り込んでいる。
木をけるとこんな感じで落ちてくる。
なんやかんやでそこそこの数を確認し、さすがに疲れが出てきたのでお土産を購入し、宿に戻り夜を待つことに。
夜にポイントを見ると…
いるいる、パラダイス
ゴトウヒラタのオスも樹液に来ていた。
こういう写真が撮りたかったのでうれしい。
2オスだけ持ち帰り、宿で撮影
三日目も安定して採集でき、非常に満足のいくものとなった。
明日は帰宅のため、早朝にトラップ回収のついでに見回る予定。
三日目結果
ゴトウヒラタ♂×7♀×2
ノコギリ ♂×13♀×21
コクワ いっぱい
カブトムシ いっぱい
ゴトウヒラタ2ペア
カブトムシ1ペア
ノコギリクワガタ1ペア
コクワガタ2ペア
を持ち帰り。